ピラティスとは、ドイツ生まれのジョセフ・ハベルタス・ピラティス氏が考案したエクササイズです。
元々病弱だったピラティス氏自身の病気克服をきっかけに、さまざまなスポーツや治療法を組み合わせたものが原型となり、開発されました。
心や身体、精神のバランスをほどよく和らげながら鍛えることで、以下のような効果が期待できます。
呼吸と組み合わせたエクササイズでアスリートのトレーニングやリハビリにも効果があり、怪我経験がある方にもおすすめです。
ヨガと比べられることが多いピラティスですが、大きなちがいといえば『動きの質』です。
可動域を広げることに重点をおき、できるだけ大きく動かすヨガ。
一方ピラティスは可動域よりも『動きの質』を重視。自身が正しく動かせる範囲内で動きの質を上げていくことを目的としています。
ただ鍛えるではなく、「心と身体のエクササイズ」で自分の身体を意識し、常に集中を保ちながら動いていくのがピラティスの本質です。
また、誰でも安全に・簡単に・制限なく、運動初心者でも取り組みやすい部分が有酸素や筋トレなどのトレーニングとの大きなちがいでしょう。
心と身体と精神を調和させバランスをコントロールしようとすることで、普段眠っている細胞を刺激し、脳の活性化と機能向上を促します。
ピラティスはただ体を鍛えるだけでなく、免疫系やホルモン系を含む全体の機能を調節します。
エクササイズを通してポジティブな心に導き、日常生活まで明るい変化を得ることができるでしょう。
トレーニングをする中で、これまで経験したことのなかった自身の体の動きに驚きがあると、脳が刺激され、ネガティブな反応を抑制します。
また、リズミカルな動きで「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンが分泌を促され、心の健康を保つために欠かせない精神の安定や良質な睡眠が期待できます。
そして、交感神経を刺激する胸式呼吸とともに背骨周辺を少しずつ動かしバランスを整え、姿勢が改善。
さらに自律神経のバランスが整い、心の安定が保たれます。
これらの理由から、ピラティスは心の状態にも良い影響を与えるエクササイズといえます。
ピラティスのエクササイズを通して、「身体を正しく動かすこと」を学びます。
1つ1つの細かい筋肉を強化することで骨や内臓を本来の位置に配置されます。
そして常に左右のバランスを確認していくことで、姿勢の改善・美しい姿勢を保つことができるようになります。
美しい姿勢は無駄な力を必要とせず、リラックスした状態を保ちます。
それにより、運動パフォーマンスの向上や日常生活での疲労軽減が期待されるでしょう。
様々なエクササイズの動きとともに呼吸を使い、体の軸となるインナーマッスルを強化します。
骨盤・お腹周り・背骨・横隔膜の4つの筋肉からなる「インナーユニット」を正しい呼吸法で鍛えることで下記のような効果が期待できます。
ゆっくりとした動作で、息を整えながら深層部の筋肉を鍛えるため
「激しいトレーニングは難しい。」「今後の健康のために何か始めたい。」
という方には、ピラティスは最適なエクササイズと言えるでしょう。
免疫力を向上させるためには、ストレスのコントロールと腸内環境を整えることが大切です。
呼吸法と集中によるマインドフルネスで、自律神経をコントロールできると、ストレスが解消され、ホルモンバランスと内臓機能が正常化します。
内蔵の位置も正しく整えるため、腸を活性化。
最終的には免疫力のUPが期待できます。
トレーニングの中で行う胸式呼吸が交感神経に働きかけ、頭や身体を活性化させます。
それにより、トレーニングを終えた時にスッキリとした爽快感を得られ、トレーニング後「気持ちよかった」と言う声があがることも。
激しい運動は時にストレスに感じることもありますが、ピラティスはちょうどいい気分転換になり、ストレス解消に繋がります。
また、呼吸とリズムを伴う動きで良質な睡眠に必要不可欠な「セロトニン」の分泌を増やすことにより、睡眠の質向上が期待できます。
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